新型万能細胞STAP細胞の開発
Cheaper, faster and safer
より安く、速く、安全に
BBC Online News 1月29日
日本の科学者が、血液細胞を弱酸性液に浸すだけで幹細胞を即座に作ることができる方法を発表した。幹細胞に関しては目、心臓、脳などの治療で活用するための医療実験が既に実施されているが、今回の発表はこの技術をより安く、速く、そして安全なものとする可能性を秘めている。人間の身体は神経細胞、肝細胞、筋肉細胞など異なる役割を持つ細胞によってできている。幹細胞はこれらすべての細胞になることができるため、再生医療に取り組む医薬の分野における主要な研究テーマとなっている。
It may sound like magic
まるで魔法のようだ
「インディペンデント」紙 1月29日
英作家のアーサー・C・クラークは、かつて予測を科学的に説明するために、悪名高き「クラークの3法則」を提唱した。その3番目の法則が、「充分に発達した科学技術は魔法と見分けが付かない」というものである。弱酸性溶液に血液のサンプルを浸すだけで幹細胞を作りだすことに成功したという日本からのニュースの背後には、魔法のような要素が存在すると考えても許されるだろう。まるで魔法か何かのように聞こえるが、どうやら本当に起きたことのようだ。医療に活用される日が早く来ることを願う。
ほかにもこんな日本報道が…
「ぽっちゃり」に「デブ専」
BBC Online News 1月15日
女性の体型が小柄かつスリムであることで知られる日本という国で大柄の女性は どのような扱いを受けているかと問う動画を掲載。「ぽっちゃり」や「デブ専」という言葉も合わせて紹介した。
外国人よりもロボット
「フィナンシャル・タイムズ」紙 1月17日
日本の高齢化社会について。「日本人は今でもフィリピン人やインドネシア人ではなく、ロボットがいかに老人介護を行えるかについて語る」と述べている。
小野田寛郎氏が死去
「ガーディアン」紙 1月17日
終戦後約30年間もフィリピンのジャングルで任務を続けていた元陸軍少尉の小野田寛郎氏が死去したと報じる。
錦織圭選手を高評価
「サンデー・タイムズ」紙 1月19日
テニスの全豪オープンでの錦織圭選手について「ついに大躍進に向けての兆しを見せた」と評価。
稲嶺とゴリアテ
「エコノミスト」誌 1月20日
沖縄県の名護市長選において、米軍普天間飛行場の移設に反対を示す現職の稲嶺進氏が再選を果たしたニュースに、旧約聖書に登場する羊飼いの少年ダビデと巨人兵士のゴリアテの戦いを想起させる「稲嶺とゴリアテ」との見出しを掲げる。