「ガーディアン」紙の電子版は16日、12日に死去した日本人演出家の蜷川幸雄氏の追悼記事を掲載した。
同記事は、蜷川氏の作品について「驚くべき視覚表現と東洋と西洋の伝統を調和させる能力」が際立っていたと紹介している。とりわけ、英国における同氏作品の初公演となった1985年のエディンバラ・フェスティバルでの「マクベス」は、英国人が「一目ぼれ」した作品であり、「滝のようになだれ落ちる桜の圧倒的なイメージで観衆を驚嘆させた」と高く評価。英国人が見慣れている「陰鬱な暗闇の中で演じられる」この作品が、突如として「驚きと美しさにあふれたもの」に変わったと伝えている。
Sun, 22 December 2024