（ロンドン 1月30日 時事）金融大手ロイズ・バンキング・グループは29日、デジタルバンキング業務への移行に対応するため、英国全土の136支店を閉鎖すると発表した。店舗縮小による人員削減は行わないという。英メディアが伝えた。

コロナ禍を背景に、顧客による対面からオンラインサービスへの切り替えが加速。同グループは銀行業務のデジタル化も踏まえ、過去数年間に支店数を縮小してきた。業界全体でも店舗数を減らす動きが広がっている。

ロイター通信によると、同グループは2025年5月から26年3月にかけての間に、傘下のロイズ銀行61支店、同ハリファックス銀行61支店、同スコットランド銀行14支店を閉鎖する計画。ロイズ銀全支店での24年の店内取引件数は前年比1000万件の減少だったという。