次に王室メンバーに加わるのは、ウィリアム王子の恋人ケイト・ミドルトン(25)だと英国中の誰もが信じている。おそらく本人も。
セント・アンドリューズ大学時代を共に過ごし(同棲していた)、交際4年。昨年12月、王子の陸軍士官学校卒業式にケイトが出席し、婚約秒読みと騒がれ始めた。彼女の写真1点で、下は1000ポンドから上は水着の2万5000ポンドと破格の掲載料ゆえ、取材攻勢も加熱の一途。保守派マードック系列の新聞はパパラッチが撮った写真は使わないと宣言した。また、大手雑貨チェーン店ウールワースでは早くも「ウィルズ & ケイト」と謳った携帯電話やマグカップなどの祝賀記念グッズの製造に取りかかっているという。
元航空会社勤務の父親とスチュワーデスだった母親が興した事業(子供向けパーティー用品の通信販売)が成功し、資産家の娘として何不自由なく育ったケイト。王子以外の男性との噂は皆無で、ハリー王子の恋人チェルシーと違って夜遊びも滅多にしない品行方正。行きつけはチェルシーにあるコンサバ系高級デパート、ピーター・ジョーンズと結婚前のダイアナ元妃との共通点は多い。異なるといえば血統。ジョージ王朝時代まで遡る由緒ある家柄のダイアナ元妃に比べて、もとは炭坑夫の家系というケイトに、伝統主義者たちは王子との結婚に難色を示しているという。まぁ河童の屁だろうが。なにせ、もう「ネクスト・ピープルズ・プリンセス」と呼ばれちゃってるんだから。
大学卒業後18カ月の失業期間を経て、中流向服飾メーカー、ジグソーのアクセサリー買い付け補佐の職に就いたケイト。無難無難で日々をやり過ごし、婚約決まって一気に英国最強セレブと成る……。胸中は虎視眈々だろうな。