人はそれをわがままと呼ぶ
ミクロ・レベルの支配欲
コンプレックスの裏返し(?)で
過剰なコンフリになったヴィクトリア・ベッカム
前号で紹介したグウィネス・パルトロー(41)だけじゃない。偏執的なほど自身や周囲の人・事を支配せずにはいられなくなる「コントロール・フリーク」。芸能界ヒエラルキーの上位を維持しようと必死になりすぎた結果、コンフリ・セレブになってしまった……。
ヴィクトリア・ベッカム(39)はその見本。4年前、「ハーパーズ・バザー」誌で「写真修整に頼りたくない」と週7日ジムに通って体型維持、「私って完全にコントロール・フリークよ」と語っていた彼女。その後、エアブラシ入りまくりの表紙を飾った今年3月号「エル」誌に、「スパイス・ガールズのステージでは、みんな私以外の4人を見に来てるって思ってた。私がデービッドと出掛けたときは、みんな彼だけの写真が欲しいんだって」と、自信のなさを告げる一方、「すべてにおいてミクロ・レベルでコントロールしたい」と、またも自身のコンフリぶりを明かしている。コンプレックスの裏返しだ。同じスパガのジェリ・ハリウェル(41)もコンフリを自認しており、こりゃ、グループ内での覇権争いは大変だったろうと想像される。
逆に、俳優ロバート・パティンソン(27)が陥ったのは、自信過剰からくるコンフリ・パターン。「17から20歳ごろまで、仕事に関して自分でなんでもかんでも決めようとしてた。それじゃぜんぜん進歩しないって目が覚めたよ」。また「自分に高い期待を持ってるし、周りの人たちも同じようでなきゃ気が済まない」歌手ビヨンセ(32)は、かつて「メールの返事やマーケティング企画なんかに忙しくて、ここ2週間ほど携帯片手に寝てたわ」と語っている。秘書は大変。
誰が見たってコンフリに見える歌手マドンナ(55)は、「コントロール・フリークって言われるのにウンザリ。歌を作るにしろ何にしろ、いつもほかの人の意見を尊重してるわ」と完全否定。開き直られるよりマシか。