支配欲が止まらないグウィネス
雑誌にケンカ売り窮地
コンフリの女王(!?)、グウィネス・パルトロー
「『ヴァニティ・フェア(VF)』が、私の記事を載せるって脅してるの。もしコメントを求められても拒否してね。それから今後一切、この雑誌には出ないことをオススメするわ」。自他ともに認める、自分も他人も支配せずにはいられないコントロール・フリーク、略してコンフリ女優、グウィネス・パルトロー(41)が、今年6月ごろ、友人、知人に送りまくったボイコット・メールが、のちに米メディアを向こうにまわす火種となってしまった。
毎年、オスカー授賞式直後に多くのスターたちを招いてアフター・パーティーを主宰し、ハリウッド村に相当の影響力を持つVF誌とグウィネスは、数回の表紙、好意的な記事やグラビア掲載など、これまでかなり友好的関係にあった。しかし、ここへきて彼女の不倫疑惑(お相手は今年8月に元祖スーパーモデルのエル・マクファーソンと結婚した米不動産王ジェフリー・ソファー氏と言われる)を掲載しようとしていることを知らされるや、グウィネスは先のメールで当誌に猛反発したと「ニューヨーク・ポスト」紙が報道。これについて「デーリー・メール」紙は、行きすぎ以外の何物でもないと女優をバッサリ切る業界専門家のコメントを報じた。
ブログやツイッターで直接ファンに向けて発信できるPRメディアが流通しまくっているとはいえ、それはそれ。やはり、プロが取材して書き上げる雑誌は、見せて読ませる商品力がある(ないと存続しない)。雑誌は、素材(セレブ)を加工(編集)し製品化(雑誌)。そしてセレブは興行やイベントなどによって間接的に、雑誌は広告と販売の収益でもって金を儲ける。お互いもちつもたれつの仲だが、セレブがいつも良いことばかり書かれるわけじゃないのは暗黙の了解。
グウィネスの今回の掟破りで、VF誌のカーター編集長は、「非常に素晴らしいライターがいる。記事は予定通り掲載する」と意気軒昂に。コンフリもほどほどに!?