高視聴率をはじき出したオーディション番組「The X Factor」。理由はサイモン・カウウェル、ルイ・ウォルシュ、シャロン・オズボーンの審査員トリオによる激辛コメントとライバル心、エゴイズムによるところが大きいのは、誰もが納得するところ。
なかでも紅一点、シャロン・オズボーンは、フェイス・リフティングを施し、ヘアカラー&スタイルを一新してイメージ・チェンジ。マチャアキの元妻、岡田美里ソックリの鼻にかかったねちっこいスローなしゃべりではっきりモノ を言うが、決して無慈悲ではない。
ルイに水をぶちまけるマッドな面を見せつつも、「母性のジャッジ」を全面に押し出している。そこらあたりの絶妙なさじ加減が人気のゆえんだろう。
MTVの「オズボーンズ」で有名になったシャロンだが、近著の自伝では今も続く摂食障害や、父との愛憎なんかを赤裸々に記してベストセラーになっている。
とにかく彼女のこれまでの人生は生半可なものじゃない。
オジー・オズボーンの妻でありマネージャーとして手腕をふるいつつも、3人の子を生み育てる。産後百貫デブになり消化器官の一部を切除・脂肪吸引を施し、以来整形フリークに。
夫オジーの薬中&アル中がひどかった頃は、家庭内暴力が頻発し絞め殺されかけたことも。当時は真剣に夫殺しを考えたという。
そうこうするうちにガンを告知され無事克服するも、バッキンガムシャーの屋敷に強盗に入られ数億円の被害に遭う。
有名人プレッシャーからか、息子、娘ともリハビリ行きで、母親失格と悩みセラピー通い…。かと思えばオジーとの夜毎の性生活を告白したり、マドンナを罵倒したり。英国で唯一無比のオバタリアン・タレントに、「安息日」はない。