美しい女性から出来た美しい女の子……。稀にだが、こんな風にタカがタカを生んだケースが世の中に存在する。
当たり前だが、芸能界にはこのパターンが多い。
まずはミック・ジャガーの先妻で、かつてブライアン・フェリーとも恋仲だったジェリー・ホール。娘エリザベスも、母と同じモデルの道へ進んだ。
同じくミックの先妻で運動家のビアンカ・ジャガーには、宝飾デザイナー兼モデルのジェイドがいる。顔は日に焼けた阿木曜子を想像して頂きたい。
スーパーモデルと呼ばれて20年、ここ最近はかんしゃく持ちで有名なナオミ・キャンベル。モデルの母バレリーは、たとえ娘が付き人や親友、パパラッチに襲いかかろうとも、キッパリ擁護。岸壁の母ならぬ鉄壁の母だ。
20歳で母になったテッサ・ダール(「チャーリーとチョコレート工場」の作家ロアルド・ダールの娘)とモデルのソフィーは並ぶとそっ くりの双生児親子。
一方、スーパーモデルのエリ・マクファーソンの母フランは16歳で出産。どこから見ても姉妹としか思えない若さだ。
女優同士だと、大きな瞳とちゃきちゃきの演技でハリウッド版木の実ナナのゴールディー・ホーンと、1児の母となったケイト・ハドソン。ブロンドとスリムなボディが共通点。
そしてアントニオ・バンデラス夫人に収まった元ハリウッドのセックス・シンボル、メラニー・グリフィス。母のティッピー・ヘドレンは、ヒッチコック監督一番のお気に入り女優だった。
真打ちは、2人目懐妊のグウィネス・パルトローとブライス・ダナー。ブライスはドラマ「ウィル・アンド・グレース」でウィルの母親役といったらピンとくるだろうか。
醜の連鎖があるように、美の連鎖も続くのだった。