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Sat, 23 November 2024

英ミュージシャン IN USA

ブラント全米1位で UK9年ぶりの快挙

先月、米国から英音楽界に朗報が入った。
ジェームス・ブラントの「ユー・アー・ビューティフル」が、ビヨンセを蹴落とし、ビルボード・チャート1位を獲得。

英アーティストがトップに立ったのは、1997年、エルトン・ジョンの「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」以来9年ぶりのこととなる。

ポール・ウェラーから「(ブリッツ・アワードでブラントと共演するくらいなら)自分のクソ喰ってる方がマシ」と言われ(後に謝ったらしいが)、一部の音楽関係者からも酷評されているブラントだが、デビュー・アルバム「バック・トゥ・ベッドラム」は700万枚(英国で300万枚)に達し、未だ更新中。米国でも20週以上チャート・インしている。

アルバム「エスカポロジー」を600万枚売ったロビー・ウィリアムズは、米国ではわずか5万枚と沈没。何度か米進出を試みたオアシスも不成功に終わり、「頭の悪いアメリカ人たちにゃあ、オレらの冴えた音楽は理解できねえ」と不甲斐なさを責任転嫁……。

と、ワム!やカルチャー・クラブ、デュラン・デュランらが活躍した80年代ニュー・ロマンティック以降、米国の音楽マーケットでずっとスランプが続いていたブリティッシュ勢。

しかし、グラスゴー出身の4人組フランツ・フェルディナンドはアルバム「ユー・クッド・ハブ・イット・ソー・マッチ・ベター」を米国で100万枚以上売り、250カ所にわたる全米ツアーも大成功させ、コールドプレイはグラミー賞を受賞。

ブラントの快挙も合わせて、少しずつではあるが、明るい兆しが見えてきた。

期待のアークティック・モンキーズは番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演後、目下、米ツアー中。更なる朗報に期待。

 

スミス京子:1997年渡英。牡羊座、O型、火星霊合星、七赤金星、左利き。好きな英国人はジョー・ブランドとジョージ・アラガイア。整形するならファーン・コットンかケイト・モス。おいおい。

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