しばらく音沙汰がないな~と思ってたらこれだ。
「ダ・ヴィンチ・コード」。
ちなみにロン・ハワード監督とは、初主演作の「スプラッシュ」と「アポロ13」でタッグを組んでいる。「めぐり逢えたら」、「フィラデルフィア」(アカデミー主演男優賞)、「フォレスト・ガンプ/一期一会」(同賞)、「グリーンマイル」、「キャスト・アウェイ」など、ラブ・コメであろうがミステリーであろうが、トム・ハンクス(49)の選ぶ作品はみな人間ドラマの色合いが濃い。そして、たいがいヒットする。
アクション映画は死んでもやらない。
そういうのは、トム・クルーズやブルース・ウィリスたちに任せておいて、自分はもっと演技力がモノをいうのに出る。案外、ハリウッドにはピンで客を呼べるネームバリューがあって、演技力も伴う役者が少ないのだ。たいがいみな演技が人気についてこず、アクションに流れるか、トウが立つと落ち目になる。
そこで、トム・ハンクス。
ロビン・ウィリアムズやケヴィン・スペイシー、ティム・ロビンスらと役がバッティングするだろうが、彼の立ち位置は安定していて、揺るがない(ふたまわり上のダスティン・ホフマンが指針か)。その理由は、誰もが思い描くごく平均的な良識ある中産階級=トム・ハンクスだからだ。中肉中背で犬系の愛嬌ある顔も普通なら、彼の演技もアクがなく自然で、安心、安定、信用、信頼といった銀行の標語みたいな言葉を連想させる。
しかし、スクリーン上でのさりげなさ、平凡さが、実はなかなか難しい。過剰になっても、暗く平坦になってもいけない。ハリウッドの適度な明るさと華あってこその平々凡々さでなければ。
なんか物足りない?????
ええ、確かに女子にはエロスが不足してます。。。