妹の敵は姉が討つ
豪出身カイリーが1位
オーストラリア出身の歌手カイリー・ミノーグ(41)が、ここ2、3年で頭角を現した新参シェリル・コール(26)を振り切って、「英最強セレブ」の1位に選ばれた。消費者2000人を対象に、有名人100人が宣伝する100ブランドに対する認知度、好感度、話題度について調査した結果によるもの(ミルワード・ブラウン社調べ)。この欄で何度取り上げたか分からない番組「Xファクター」で、2年続けてシェリルの引き立て役、お局役、果てはヒール役と損な役回りをしていた、現在、妊娠7カ月の妹ダニー(38)の敵を、姉が討った。さぞ、この外様姉妹の溜飲も下ったことだろう。
以下、ベスト10の順位は、3. デービッド・ベッカム(34・スポーツ選手)、4. アント & デック(両34・司会コンビ)、5. ジョアンナ・ラムレイ(63・女優)、6. テリー・ウォーガン(71・司会)、7. ジェイミー・オリバー(34・TVシェフ)、8. ジョージ・クルーニー(48・米俳優)、9. ショーン・コネリー(79・スコットランド人俳優)、10. ヘレン・ミレン(64・女優)。
これを見ると、なんだかんだと女性問題があったにせよ、日本でいう長嶋茂雄、それが言い過ぎならイチローか松井選手のような存在であるベッカムを押さえ、また、10人中4人が、芸能人としては格上の役者で占められる中で、女性ポップス歌手2人が2トップを奪ったのは、快挙というか、今のご時世を物語っているというか。それにコメディアンの名が上っていないのも、日本じゃ考えられないことだ。
逆に低評価だったのは、グラマー・モデルのジョーダンや、ジョン・テリー、タイガー・ウッズ両選手、パリス・ヒルトン、司会のジョナサン・ロス、歌手エイミー・ワインハウスと、みな醜聞のあった面子ばかり。世間はよく見ている。