欧米でのセレブとパパラッチの攻防は、すさまじいのひとこと。 1枚の写真が時には数千万円というお金を生みだすのだから、撮る方も決死の覚悟で決定的瞬間を狙うし、セレブ側もセキュリティに神経を尖らせる。
出産のためナミビアに滞在しているアンジェリーナ・ジョリーとパートナーのブラッド・ピットがとったパパラッチ対策が賛否両論を呼んだ。ボディガードが2人の警官を伴い、滞在先の周辺を封鎖して民家を家宅捜索。パパラッチと見るや催涙スプレーを噴射するという強硬手段に出たからだ。
一方、休暇先のイスラエルでパパラッチを捲くため影武者を雇ったジム・キャリー。自身の代わりに高級ホテルに宿泊させたという。
マンハッタンの歩道で突然フラッシュをたかれたヒュー・グラントは、居直るカメラマンの尻に一発蹴りをお見舞いし、レオナルド・ディカプリオは「ギャング・オブ・ニューヨーク」の撮影現場でパパラッチに馬フンを投げつけたとか。
マイケル・ダグラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズが、結婚式の非公式写真を掲載した「Hello!」誌に勝訴したのは有名。英メディアからは総スカンを喰らったが。
ショーン・ペンとの合同誕生日パーティーの写真がタブロイド誌に掲載されたロバート・デ・ニーロも、写真エージェントを告訴している。また、女優リンジー・ローハンは車を運転中、パパラッチの車と衝突し、軽傷を負った。
逆に、カメラを奪い罵倒したとしてパパラッチから訴えられたのが、キャメロン・ディアスとジャスティン・ティンバーレイクのお2人。パパラッチとのカーチェイスで亡くなったダイアナ妃のケースもある。
みなさん、くれぐれも怪我には要注意。