試合はさることながら今回のW杯でメディアを賑わせたのが、イングランド・チームのワッグスたち(THE WAGs=wives and girlfriendsの略)。
キャンプ地バーデン・バーデンは、高齢者の多いのどかな温泉町。そこへ突如現れた怪獣、いやワッグスが、FAの計らいによる1泊1000ポンドのホテルを拠点に、買物三昧、飲み三昧していた様子があちこちで報道されていた。
夫や彼氏が汗水たらして球蹴りをしている間(さすがに試合観戦はしていたようだが)、5人のワッグスがブランド・ショップで、わずか1時間足らずのうちに4000ポンドを散財。ルーニーの婚約者コリーンやランパードのスペイン人ガールフレンド、オーウェンの妻たち総勢12人のワッグスは、朝4時過ぎまでドンチャン騒ぎ。千鳥足で寄った最後のクラブでは、シャンペン7本、ウォッカ23杯、ビール大ジョッキ12杯、リキュール5杯、サンブーカ4杯、ラムコーク1杯、タバコ3箱を消費した。最年少ウォルコット選手の17歳の彼女には、FAが派遣した2人の屈強なボディガードがアイス1つ買うのにもついてきたという。
しかし、注目の的はやっぱりこの人、ビクトリア・ベッカムだ。ガールズ・アラウドのチェリル・トゥイーディ(今月15日にA・コールと結婚)を横にはべらせ、顔半分が隠れるほどのどでかいサングラスをして夫の試合を観戦する姿は、チャブ集団イングランド・ワッグスに君臨する女王様そのもの。スウェーデン戦の後、FAチャーターのプライベート・ジェットが遅れてプツンと切れた女王様、スタッフに向かって「犬の方がもっとマシな扱いよ」とのたまったというから、開いた口が塞がらない。
ワッグスの金づるたちよ、早く目覚めよ。