「美人宣言」で同性たちから目の敵 タブロイド・センセーションに
「つい最近、ニューヨーク行きフライトでのこと。スチュワーデスが私にボトルのシャンパンを持ってきてこう言ったの、これ機長からです」の文から始まる4月3日付電子版「デーリー・メール」紙に掲載された記事、題して「美人のマイナス面: なぜ女たちは美しい私を憎むのか」。コレで文字通り、「一夜にして」セレブ入りを果たしたのは、マスコミ業界キャリア20年の一般人女性、サマンサ・ブリックさん (41)。
なんでも、これまで「美しい私」が見ず知らずの男性から好意を示されたのは数知れず。機上だけでなくレストランでもお酒を奢ってもらい、電車の券売機に並べば切符を買ってもらい、歩いていると後ろから肩を叩かれ花束。パリではタクシーを降りたとたん、乗車賃を払ってもらったそうな。そして、彼らの言うことは決まってこう——君の素敵な外見とプリティーな笑顔のおかげで、今日一日がほんとに良い気分さ——。しかし、人から美人、美人と言われっぱなしの「ラッキーな私」にも苦労があって、それは同性からの嫉妬によるイジメ……。と、まあ「私は美しい」(化粧品のコピーかいっ)ことをあますことなく論証し(ようとし)たサマンサさん執筆の記事に対して、なんと1日足らずで読者投稿アクセス数が6000近くに達し、主だった「ふざけんな」的批判意見には、延べ数十万の賛同者が殺到したという。
この反響ぶりにITV番組「ディス・モーニング」がすばやく反応。掲載翌日にスタジオに招かれた彼女は、「自分が美人かって? イエス。これって犯罪かしら?」。更に、多くの批判によって、より一層「オンナは魅力的なオンナを嫌う」ことが立証されたと語る。「ガーディアン」紙には男性版でパロディー記事が掲載されたサマンサさん。美の真偽はともかく、ここまでいくと道化師!?