麻薬依存治療で入院していたケイト・モス。場所は、米アリゾナ州フェニックス(荒涼とした片田舎です)にあるメドウズ・クリニック。麻薬にアルコール、セックス、恋愛依存症や摂食障害などの心理的療法は全米屈指といわれ、セレブ御用達リハビリ・センターとしてつとに有名だ。
大物でいうと、ストーンズ40周年記念ツアーを目の前にして、アルコール依存治療のために入院したロン・ウッドや、コカイン漬けで骨と皮になったホイットニー・ヒューストンなど。
ケイトと同様、連日タブロイドに叩かれセンター入りしたのが、元「イースト・エンダーズ」女優、ダニエラ・ウエストブルック。なにせ左右の鼻の穴が貫通して1つになるほどのコカイン中毒だった。
うつにアルコール依存、摂食障害とトリプル原因で直行したのは、女優のトレイシー・ショー。今は夫婦仲も修復し子宝にも恵まれ、めでたしめでたしとか。チャールズ皇太子の友人で元祖「イット・ガール」のタラ・パルマー・トムキンソンは、コカイン(日に250ポンド分使用)と、うつで2度クリニックのお世話に。
豪州出身のスーパーモデルで2児の子を持つバツイチ、エリ・マクファーソンは、産後のうつ(アルコールが原因とも言われている)で入院した。ほかにもポール・ガスコインやマイケル・バリモア、ケリー・カトーナ(マクファデン)らがいる。
ちなみに、ケイト・モスは30日で2万ポンドのプログラムだったらしい。携帯電話は没収され、テレビ、新聞、雑誌は禁止、カフェインと砂糖も制限付きで、朝6時起床、部屋はシェアという。監獄並みの厳しさだが、娑婆へ出た開放感からつい、ってことにならなきゃいいが。