Wed, 01 May 2024

衆院解散・総選挙へ

Japan’s prime minister may regret calling an early election
日本の首相は選挙の早期実施を後悔するかもしれない

「エコノミスト」誌 9月30日

「エコノミスト」誌は9月30日、安倍首相が衆院解散・総選挙に踏み切ったことを受け、安倍首相は今が勝機だと考えたため決意したのだろうとする観測筋の見解を紹介、その理由を説明する記事を掲載した。

同記事は、主に北朝鮮問題により安倍内閣の支持率が50%近くまで上昇したこと、解散を決めたときには野党・民主党が最悪の状態にあったことなどを理由に挙げた。そしてそうした状況にもかかわらず、安倍首相は選挙の行方を楽観視してはいなかったとし、その主な原因として東京都知事の小池百合子氏の存在に注目。「やり手の戦術家」である小池氏が新党「希望の党」を立ち上げて民主党や他の小政党に合併や連帯を呼び掛けていると説明した。同記事はまた、こうした賭けは小池氏のキャリアを台なしにする可能性があるが、同様の打撃を安倍首相に与えるかもしれないと指摘している。

Kaizen means patients getting the best care
「カイゼン」とは患者が最高のケアを受けるということ

「フィナンシャル・タイムズ」紙 9月22日

「タイムズ」紙(電子版)は9月22日、トヨタ生産方式に代表される日本の「カイゼン」方式が英国の病院や学校などで推進され、結果を出していると伝えるトラス財務省主席担当官による寄稿記事を掲載した。同氏は、日本における同方式の活用例を視察。組織の全スタッフが常に改善を目指すことにより、「スタッフ主導、かつ証拠に基づくダイナミックな変革」が行われているとした。また、サセックスの病院で同方式を取り入れ、患者の転倒が8割減したケースも紹介している。

Japan is right to seek a broad democratic mandate for a bigger and better army
より大規模で優れた軍隊を持つため民主的で広範な権限を求めるのは正しい

「タイムズ」紙 9月26日

「タイムズ」紙(電子版)は9月26日、社説を通じて、安倍首相が衆院解散・総選挙に踏み切った判断は「普通ではない動き」だが「賢明である」とした。同記事は、安倍氏が勝てば、軍隊を持ち、憲法改正を推進する権限を得ることになると説明した。また、日本は北朝鮮からのミサイルを迎撃するための力を持たねばならないとする一方、核兵器を保有すべきではないと主張。ヒロシマで傷ついた日本の性質に合わないだけでなく、朝鮮半島の非核化を遅らせると述べた。

Blood and cherry blossom: Yukio Ninagawa's samurai Macbeth is back
血と桜、蜷川幸雄の侍マクベスが戻ってくる

「デーリー・テレブラフ」紙 9月26日

「ガーディアン」紙(電子版)は9月26日、昨年死去した演出家の蜷川幸雄氏による舞台「NINAGAWA・マクベス」の英国再演を前に、同作品及び蜷川氏の歩みを紹介した。

記事は、1985年にエディンバラで上演された同作品は当時、劇評家から「一晩で伝説」になったと賞賛されたと紹介。今回は新キャストになるが、贅沢に装飾された侍のよろいや絹の着物、16世紀風に作られた舞台装置や示唆に富む音楽は、オリジナルに限りなく近いと述べた。

Ayako Koshino was inspiration, mentor — and rival
小篠綾子はインスピレーションであり、師であり、ライバル

「フィナンシャル・タイムズ」紙 9月27日

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は9月27日、ファッション・デザイナーのコシノ・ジュンコ氏が同じくデザイナーであった母親の小篠綾子さんから学んだことについて語るインタビュー記事を掲載した。

呉服屋の父親が暖簾分けをしぶったため洋裁の修行を積んだ綾子さんの半生について語った同氏は、綾子さんが着物から離れ、洋装で名を上げた事実は象徴的だったと説明。ファッションは他業界では不可能だった革命をもたらしたとした。

Is tattooing a job for a doctor?
タトゥーを彫るのは医者の仕事か?

「デーリー・テレグラフ」 9月28日

タトゥー施術

「ガーディアン」紙(電子版)は9月28日、タトゥー施術には医師免許が必要だとした大阪地裁の判決を紹介する同紙のジョン・クレース氏の記事を掲載した。同氏はかつてタトゥーを入れた際にその箇所が感染して切除するはめになったという自身の体験を語り、大阪地裁の判決はやや極端に思えるが、タトゥーを入れることの医学的リスクの可能性を浮き彫りにしたと主張した。

 

北朝鮮のミサイル発射で高まる不安

North Korean missile alerts are becoming a fact of life
北朝鮮のミサイル発射の警報が日常になりつつある

「ガーディアン」誌 9月15日

「ガーディアン」紙(電子版)は15日、北朝鮮によるミサイル発射を知らせる全国瞬時警報システム(J アラート)の警報が、日本で日常のものになりつつあると伝える記事を掲載した。

同記事は、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過した15日早朝、12の道や県でJ アラートを通じて避難を呼び掛けるメッセージが配信されたと説明。日本国内ではパニックは起こっていないものの、国民の不安が高まっているとした。記事は、「海に出ている仲間たちは逃げる場所がない」と語る北海道の漁業関係者などの懸念を紹介。また、当時札幌で行われていたゴルフ・トーナメントに出場していたオーストラリア人ゴルファーの「北朝鮮の人々が正気に戻ってくれればと皆が願っている」という発言も取り上げた。

The fears about Japan’s debt are overblown
日本の国債に対する危惧は大げさだ

「フィナンシャル・タイムズ」紙 8月5日

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は5日、日本の莫大な国債について、日本は公的債務を抱えたまま存在することが可能であると主張する記事を掲載した。

同記事は例を挙げ、日本は膨大な公的債務を解消する通常の手段を持っていないように見えると説明。しかし一方で、日本は金利負担の低下、高齢者への支出抑制、大幅増税によりパニックを回避している、と論じる米コロンビア大学のデービッド・ワインスタイン教授らの主張を紹介した。

Japan raises nuclear option to counter threat from North Korea
北朝鮮による脅威に対抗するため、日本で核オプションが浮上

「タイムズ」紙 は9月8日

「タイムズ」紙(電子版)は8日、自民党の石破茂元防衛相が米軍による日本への核持ち込みの是非について議論すべきだと発言したことを取り上げた。

記事は、石破氏が「非核三原則」の廃止について議論すべきだと述べたが、これは「唯一の被爆国である日本にとってはかつて衝撃的なタブー破りだった」と説明。しかし、北朝鮮の脅威を受けて、日本の政治家や学者、官僚たちの間でその可能性が注意深く議論されているとしている。

Bear robots to ease staff shortages in Japanese nurseries
日本の保育士不足を解消する クマのロボット

「デーリー・テレブラフ」紙 9月8日

「デーリー・テレブラフ」紙(電子版)は8日、人手不足が深刻な保育士の負担を軽減するために開発された保育ロボットVEVOを紹介する記事を掲載した。

同記事によると、介護や保育事業を行うグローバルブリッヂホールディングス社と群馬大学が開発したクマの顔をしたロボットは、挨拶や子供の体温の計測を行うことができ、昼寝中の子供の心拍数や動きも測定する。現在は試験中だが、同社は来年の4月をめどに商業化を考えているという。

How shoegaze took over Asia
どうやってシューゲイザーはアジアを席巻したのか

「ガーディアン」紙 9月13日

「ガーディアン」紙(電子版)は13日、衰退していたロックの一形態であるシューゲイザーが、上海や東京、台湾などで再び脚光を浴びているとする記事を掲載した。

記事は、フィードバック・ノイズやエフェクターを利用し、美しく浮遊感のあるサウンドが特徴のシューゲイザーは、典型的な西洋音楽の形態とアジアの美学が結び付いて、驚くべき融合を成し遂げたと主張。日本のバンド「dive」のメンバー、sasaokaが語るシューゲイザーの魅力などを紹介した。

Japan's 'cat island' pleads for Ed Sheeran to visit
エド・シーランに「猫島」がぜひ来てとPR

「デーリー・テレグラフ」 9月8日

エド・シーランに「猫島」がぜひ来てとPR

大の猫好きで知られる英シンガーのエド・シーラン(26)に向けて、福岡県の相島がビデオ・レターを制作した。150匹以上の猫が暮らし、通称「猫島」と呼ばれている相島をぜひとも訪れてほしいというPRで、動画には島でのびのびと暮らす猫たちが登場する。「デーリー・テレグラフ」紙が伝えた。シーランは今年、ツアーで日本を訪れる予定。

 

 
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