Wed, 01 May 2024

安倍首相の訪米

Honest enough
十分に誠実

「エコノミスト」誌電子版 4月30日

「エコノミスト」誌の電子版は4月30日、同26日から行われた安倍首相の訪米を「有意義」であったと評価する記事を掲載した。

「十分に誠実」との見出しを掲げた同記事は、安倍首相の訪米が日米関係を深めたと判断。米議会での演説において、安倍首相が「第二次大戦中にアジア諸国民に苦しみを与えた」と述べたことを高く評価している。

一方で、安倍首相によるアーリントン国立墓地への訪問には、日本の靖国神社を同様に扱ってほしいという意図が隠されていたように見受けられると指摘。さらには米議会での演説で使われたいくつかの重要な単語については、日本語に訳された際に表現が和らげられてしまう可能性があると伝えている。

Japanese zoo apologises for naming baby monkey Charlotte
猿にシャーロットと名付けて謝罪

「タイムズ」紙 5月7日

「タイムズ」紙は7日、新しく誕生した猿に「シャーロット」と名付けた日本の動物園に対して国内で大きな批判が寄せられていると報じた。

大分県の高崎山自然動物園は毎年、その年に生まれた最初の猿の名前を公募で決めている。今回は853票の応募があり、「シャーロット」が最多票となる59票を集めた。

しかし、天皇の名前を猿に付けたら日本人は怒るのではないかなどの苦情が殺到。同園は謝罪に追い込まれた。

A ‘crying hotel’ has opened up
東京で「泣けるホテル」が開業

「デーリー・テレグラフ」紙電子版 5月11日

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は11日、東京の三井ガーデンホテル四谷が提供する「女性のための『泣ける部屋』プラン」を紹介する記事を掲載した。

同記事は、悲しい映画が見放題だという「泣ける部屋」の宿泊プランに注目。「米歌手エルビス・プレスリーの『ハートブレイク・ホテル』を聴いて『これは良いビジネスになる!』と考えられる人は真の起業家である」と述べた後で、「東京の誰かがまさにそれをやってみせた」と伝えている。

The Japanese definitely hate Marmite
日本人はマーマイトが嫌い

「デーリー・テレグラフ」紙電子版 5月14日

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は14日、英国の食品「マーマイト」を試食する日本人の反応を紹介した。

日本在住の英国人が、日本人にマーマイトを勧める様子を収めた動画を公開。この動画の中で試食を行う日本人たちは困惑や嫌悪感を露わにしている。

同記事は、マーマイトの「好きか嫌いか、どっちかだ」というキャッチコピーに言及した上で、「日本人は絶対にマーマイトが嫌い」と伝えている。

Japan’s media are quailing
日本のメディアがひるんでいる

「エコノミスト」誌 5月16日

16日付発行の「エコノミスト」誌は、「安倍政権がメディアを恫喝している」と報じた。

同記事は「官僚から政治的にうるさい人に転向」したという古賀茂明氏が、自身が出演するテレビ朝日の番組「報道ステーション」に対して政府が圧力をかけていると批判した上で、同番組を降板した事件を紹介。その後、政府が同番組のプロデューサーを呼び出したことで「政府は古賀氏の主張を証明してしまった」と伝えている。

It is impossible not to be touched
感動しないというのは不可能

kore-edaThe Guardian Online 5月13日

「ガーディアン」紙の電子版は13日、是枝裕和監督の最新映画「海街diary(英題: Our Little Sister )」がフランスのカンヌ国際映画祭で上映されたことを受けて、同作品の批評記事を掲載。「この作品に感動せず、魅了されないというのは不可能」と独特の表現で称え、5ツ星を満点とする評価で4ツ星を与えた。

 

ケニアのエリウド・キプチョゲ選手
4月26日に開催されたロンドン・マラソン男子の部で
優勝したケニアのエリウド・キプチョゲ選手

日本の駅伝人気とマラソン選手が抱える問題

Why Japan’s long-distance runners will never win the London Marathon
日本の長距離選手はなぜロンドン・マラソンで勝てないのか

「インディペンデント」紙 4月19日

「インディペンデント」紙の電子版は4月19日、「日本の素晴らしい長距離選手たちはなぜロンドン・マラソンで勝てないのか」と題した記事を掲載した。

同記事は、日本における駅伝の人気と競技レベルの高さに注目。今年開催されたハーフ・マラソンにおいて66分以下でゴールした英国人は6人しかいないのに対して、日本では大学生を対象とした一大会で265人がこのタイムを達成していると述べた。

続いて同記事は、日本人選手はなぜ海外大会で勝利できないかとの疑問を提示。その答えとして、日本在住のケニア人ランナーによる「練習のし過ぎ」との見解の紹介に加えて、マラソンよりも圧倒的な人気を集める駅伝大会の方が優先されている現状などを挙げている。

ほかにもこんな日本報道が…

Is this the most bizarre craze ever?
史上最も奇妙な流行?

「デーリー・メール」紙 4月15日

「デーリー・メール」紙の電子版は4月15日、人気アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の影響を受けて、胸を大きく見せることを目的に身体を青い紐で巻く日本人女性が増加していると報じた。

「史上最も奇妙な流行?」と題した同記事は、「谷間をつくるために胸にティッシュを詰める時代は終わった」と主張。同アニメのヒロインを真似て、胸の下から上腕を通じて背中までを青い紐で結ぶ行為が流行中と述べている。

Arriving in time for a vodka
晩酌のウォッカに間に合う速さ

「ガーディアン」紙 4月22日

4月22日付の「ガーディアン」紙は、JR東海のリニア実験線が世界最高速度となる時速603キロを達成したと報じた。

同記事は、リニアの速度であれば、かつてシベリア鉄道で7日半を費やしたモスクワ-ウラジオストク間を15時間で移動できると紹介。「朝7時にコーヒーとともに出発し、夜10時に極東の地でウォッカを飲むのに間に合う」との表現でその速さを説明した。また英国の高速鉄道計画HS2の最高速度が時速400キロであることにも触れている。

This peculiar love affair
奇妙な蜜月関係

「BBC」電子版 4月7日

BBCの電子版は4月28日、安倍首相による米国訪問を受けて、沖縄の米軍基地問題を取り上げた。

同記事は、「原子爆弾の落下で始まった奇妙な日米の蜜月関係」は「強固」なものに見えると形容。ただし、「日本人は米軍の保護ならば受け入れるかもしれないが、米軍基地と何万人もの兵はあまり好まない」と述べている。

また同記事では、第二次大戦中に展開された沖縄戦の被災者の遺骨収集活動にも言及している。

Bridge... or rollercoaster?
橋、それともジェットコースター?

「デーリー・メール」紙電子版 4月29日

 「デーリー・メール」紙の電子版は4月29日、鳥取県境港市と島根県松江市との間にかかる江島大橋の急勾配を「ジェットコースターのような見かけ」であると紹介した。

同記事の見出しは、「橋、それともジェットコースター? 自信満々の運転手にも悪夢を与えるに十分な恐怖の道路」。桁下の中海を船舶が通航するスペースを確保するため、同橋では島根県側に6.1%、鳥取県側には5.1%の勾配が設けられていると伝えた。

Fukada skewers modern Japanese society
現代の日本社会を批判する深田監督

The Guardian Online 4月26日

「ガーディアン」紙の電子版は4月26日、深田晃司監督の映画作品「ほとりの朔子(Au revoi r l 'été)」の批評記事を掲載した。「逃避を夢見る10代の女の子の目を通して現代の日本社会を批判」する作品であるとして、「破壊的なドラマ」と表現。5ツ星を満点とする評価で3ツ星を与えている。

 
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