自己宣伝だけじゃない
セレブの「これ好き!」ステマ投稿
これだからツイッターはやめられません
(写真左からキム・カーダシアン、エリザベス・
ハーレイ、ヴィクトリア・ベッカム)
日本であった芸能人のペニオク騒動。自らのブログに「破格の値段で商品をゲットした」などと、あたかも高額商品を格安で落札したかのように装い、その実、ペニー・オークション(または入札手数料オークション)・サイトを紹介するという、ステルス・マーケティング(消費者に宣伝と気付かれないように宣伝行為をすること)、略して「ステマ」投稿だったというオチ。ほしのあきや熊田曜子、小森純といったタレントたちがこれで小遣い稼ぎをしていたことがバレて批判を浴びていた。
このテのステマ芸能人は英米でもザクザクいる。例えば、1800万フォロワーを持つキム・カーダシアンは、ツイッターで1回140文字、「これ大好き!」なんてつぶやき宣伝するだけで、7000ポンド稼げるというからスゴイ。エリザベス・ハーレイ(フォロワー42万人)は、婚約者シェーン・ウォーンとのラブラブ・ツイート交換の合間に、ちゃっかり自己ブランドのビキニから寝具、広告塔であるエスティローダーの化粧品を宣伝することを怠らない。一方、ヴィクトリア・ベッカム(フォロワー630万人)は、「マロノ・ブラニクの白の新作にはまっちゃった!」「プラダ、靴の品々ありがとう!!!」「一番良い靴下! コム・デ・ギャルソン」など、デザイナーズ・ブランドからタダでもらったアイテムを褒めちぎり。もちろん、自身の服飾ブランドも自画自賛しているが。
ほかにも、スポンサーのアディダス・ブランドをステマ投稿するジャスティン・ビーバー、ファンシー・グッズ・チェーン、ホテル、ヘアドライヤーなんでもござれのステマ女王ジョーダン、ナイキと年俸100万ポンドの契約を交わし、一度は広告規制機関からお咎めまで受けたのに宣伝ツイートしまくるウェイン・ルーニー……。
ツイッターでつぶやき宣伝するだけで、年10万ポンドを荒稼ぎするビッグ・スターたちがいるというから、SNS ツールは彼らにとって、現代版打ち出の小槌だ。