「Xファクター」で好感度↑
先週末にファイナルを迎えた番組「Xファクター」の審査員で、恐らく今年の好感度タレント・ナンバー1の座は間違いないガールズ・アラウドのシェリル・コール(25)。お陰でダニー・ミノーグは、すっかりこの新参者にお株を奪われて、冴えない年増女に映ってしまった。
今年1月、チェルシーFCの夫アシュリー・コールの浮気発覚で、「すわ、離婚!?」「心労で激ヤセ」と数カ月にわたって騒がれた後の番組出演。同情を一身に集めたシェリルは、気取らない親身な態度で、「あら、なんてけなげで気丈なの」とお茶の間の心をワシ掴んだ。もちろん、くっきりえくぼに完璧な目鼻立ち、細い身体に隙のないヘアメークと、大画面、高画質でもバッチリなルックスあってのこと。
相乗効果か先頃出たバンドのシングル、アルバムとも全英首位。オーディション番組の寄せ集めで結成してから6年、ここまでもつとは誰が想像しただろう。それにしても、公でも夫の姓を名乗り、再三浮気されても離婚せず、体型・ファッションに異常に固執するところは、WAGの先輩ビクトリア・ベッカムそっくり。「次に出る駒は何だ」とこっちを期待させる、秘境をもっている。
ヘロインと犯罪の温床と言われるニューカッスルのとある街で育ったシェリル。兄は13歳から先、強盗、窃盗、暴行と悪事を繰り返して人生の大半を塀の中で過ごし、姉も何度か監獄入り。当の本人といえば、デビュー直前、黒人従業員への暴行で有罪判決。裁判官からは「反省の色なし」とコメントされた。
美貌と野心を綱にドン底からポップスターに這い上ってきただけに、夫の浮気程度じゃへこたれないはず。途中で蜘蛛の糸が切れないことを祈る。