ギター抱えて歌うバービー
ここ数カ月の間に何度かデート現場を撮られ、交際中と噂される、オスカー助演のモテ俳優、ジェイク・ギレンホール(29)からプライベート・ジェット機を用意されて、わざわざ米国からロンドンまで来て逢瀬を楽しんだという米カントリー歌手、テイラー・スウィフト(21)。それにしても、彼氏の苗字「Gyllenhaal」は、読むのに難儀する。
16歳でデビューし、セカンド・アルバム「フィアレス」で史上最年少及び、女性カントリー歌手として初のグラミー賞「アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。中年の星、スーザン・ボイル(49)に座を奪われるまで、続く3作目「スピーク・ナウ」が米チャートで2週連続1位をキープしていた。ハリウッドの女性長者番付では昨年度の年収40億円で8位と、10代のうちにここまで成功したテイラーは、「ご立派」の一言では片付けられない偉業を達成。来春には武道館、大阪城ホールでの来日公演も決定している。ちなみに、音楽史上3人目となるアルバム2枚連続(1年以内のリリース)で全米・全英1位を獲ったボイルもたいしたものだ。
テイラーのどこが魅力かと問われれば、かわいいバービー人形がギター抱えて歌っている。これだろう。細くて、シミ一点もなさそうな陶器ピカ肌に、ちんまり顔、長〜いカールのツヤツヤ金髪。肩書きはカントリー・シンガーなのだが、歌はかなりポップス寄り。新味はないがソツのないコンサバ系だ。今後、マス狙いでポップス色がより強まるんじゃないだろうか。
それより、まだ21歳にして、冒頭のギレンだかジレンだかに、ジョナサン・ブラザーズ次男、歌手のジョン・メイヤーズ、「トワイライト」俳優テイラー・ロートナーたち人気どころをモノにした男遍歴こそ、たいした「偉業」か。