トップはヒラリー置いてユーロのあの人
最年少はリトル・モンスター抱える歌姫
米経済誌「フォーブス」最新号で、本年度の「世界で最も影響力のある女性100人」が発表された。200人の候補を政界、メディア、テクノロジーなど7つのカテゴリーに分け、更に100人まで絞り込んだもの。見事、トップの座を射止めたのはドイツ初の女性首相アンゲラ・メルケル(58)。7年で6度も首位を奪う不動のパワフル・ウーマンだ。科学者から政治家に転身、旧東ドイツ育ちのプロテスタント、離婚歴ありのメルケルは、欧州の盟主たる独首相となって7年目。過去に「多文化主義は失敗した」発言で猛烈な批判を受けたが、サッチャーに続く「鉄の女」として、経済・外交面で手腕を発揮したことが評価された。
他にも、2位・ヒラリー・クリントン米国務長官(64)、3位・ブラジルのジルマ・ルセフ大統領(64)、6位・インドのソニア・ガンジー国民会議総裁(65)、7位・ミシェル・オバマ米大統領夫人(48)、8位・仏政治家でIMF専務理事、クリスティーヌ・ラガルド(56)、9位・ジャネット・ナポリターノ米国土安全保障長官(54)と、10位までに7人の政治家の名が。残り3人は、4位・ビル・ゲイツの妻でビル&メリンダ・ゲイツ財団共同会長、メリンダ・ゲイツ(48)、5位・「ニューヨーク・タイムズ」紙編集長、ジル・アブラムソン(58)、10位・フェイスブックの取締役兼最高執行責任者、シェリル・サンドバーグ(43)と、お家元の米国勢が占めた。そして、100人中、最年少はSNSファン・サイト「リトル・モンスターズ」にフォロワー2800万人を抱える14位・歌手レディー・ガガ(26)。
中国、タイ、インドネシアなどアジア勢の顔もある中、残念ながら日本人のトップ100入りはなし。とはいえ、読者の皆さん、今からでも「立身出世」は遅くない。メインは50~60代、最年長は86歳の26位・エリザベス英女王(86)だもの。