ゴースト･ライター疑惑のレシピ本「玄人はだし」の異様カップ・ケーキ

「今、出版界では男性タレントのレシピ本出版が花盛り」（「週刊文春」3･22号）とか。ドラマ「ハングリー!」に出てくる料理はすべて自分が作ったという向井理や、情報番組で料理コーナーを担当する速水もこみちら俳優から、天野ひろゆき、木村祐一ら芸人まで、どれも好調な売れ行きらしい。

では、こっちの料理自慢セレブというと……。筆頭は、自他ともに認める健康オタク、グウィネス・パルトロー。彼女のレシピ本「マイ・ファーザーズ・ドーター」をパラパラっとめくると、写真が奇麗、おいしそう、でも30ドルだって、高〜い! が感想。「ニューヨーク・タイムズ」紙にゴースト･ライターをしたと名乗る女性が紹介され、「全部自分のアイデア、自分が書いた」と反論しているが、ともあれ、日本の電子版「エル」誌によれば「セレブ界きっての料理上手」ということだ。また、同誌には、女優ケイティ･ホームズがビバリーヒルズにある人気シェフのセレブ向け料理教室（何だそれ!?）でスイーツとパン作りを習って腕を上げているとあった。プロ仕込み。そういえば、レオナルド･ディカプリオの胃袋をつかんだともっぱらの評判だったのが女優ブレイク･ライブリー。5カ月で破局と効力はイマイチのようだったが。

3月、子供の学校行事用に作ったと、英国旗を飾った一口ソーセージ・ロールなんかをどっちゃり並べた写真をツイートしたビクトリア･べッカム。続くイースターには「かなり玄人はだし」（「メール」紙）という紫、緑の見るからにまずそーなカップ・ケーキ、更に豚やサッカー・ボール、なぜか太った仏像なんかを象った「手作りイースター･チョコレート」をツイート。単に専用の「チョコ・セット」を型に流し、ラッピングしただけではないか。これで、「家事の女神」と書かれた日には、マジメに主婦（主夫）なんてやってられんぞ。