第二次バブルのトーキョー
ここ数年、「ロスト・イン・トランスレーション」「硫黄島からの手紙」「ラスト・サムライ」「SAYURI」など、日本を題材にした作品が多く見られるハリウッド。あまりの荒唐無稽ぶりに呆れるものもあるが、とにかくニッポン、特にトーキョーは「ロスト~」以降、セレブにとってかなりイケてる先端スポットだ。
日本のCMでしこたま稼いできたビクトリア・ベッカムは来日する度、成田から表参道にまっしぐら。観光、食事休憩一切なしでブティック巡りに明け暮れるという。グェン・ステファニーは原宿・竹下通りに魅せられたクチ。「ハラジュク・ガールズ」と曲にしただけじゃ満足せず、ファッション・ブランド「ハラジュク・ラバーズ」まで立ち上げた。また、日本映画通のジョナサン・ロスはアキバ系。
ユマ・サーマンとルーシー・リュー。一方、夜の六本木ならレキシントン・クイーンがセレブ御用達として名高い。ブラピにディカプリオ、ウィル・スミス、ブリトニー、パリス・ヒルトン、クリスティーナ・アギレラ、シャキラら訪れた有名人を挙げたらキリなし。お忍びで毎回、キディランドやディズニーランドに行くマイケル・ジャクソンもレキシントン組だ。
日本人専属シェフを「マユ(・)ミサン」とさん付けで呼び、かつてライブやビデオでゲイシャ姿を披露したマドンナ。前回の来日ではグランド・ハイアットの禅庭・屋上プール付きスイートに宿泊した。同じく日本通トム・クルーズは帝国ホテルが常宿で、ヒラリー・ダフやキャメロン・ディアスは「ロスト~」の舞台、パークハイアット東京にお泊まりした。第二次バブルに沸く東京、よいとこ一度はおいで。なんかチープだな。