いまだ強し、スーパーモデル
仏高級ファッション誌「シチズンK」の表紙でセミ・ヌードを披露し、「サン」紙に「naughty 40」と冠されていたヘレナ・クリスチャンセン。日本式で言うと、昨年の流行語大賞、アラフォー(35歳から45歳までの女性層)ど真ん中だ。
彼女を始め、80年代後半から90年代半ばに活躍した元祖「スーパーモデル」たちは、従来型マス・マーケティングの最後の砦である同年代のアラフォー消費者に支えられ、大多数が母親になった今も現役。例えば、「1万ドル以下(の仕事)なら起きない」と宣っていたリンダ・エヴァンジェリスタ(44)。体型はやや崩れたものの、顔の色ツヤはキープ。ロレアルの広告では、変わらぬ釣り目力を見せている。
リチャード・ギアとの結婚も今は昔、米ビューティー誌「allura」の誌面で、全裸に泡状の美容クリームを塗って登場したシンディー・クロフォード。これで43歳、2児の母。コケた頬が気になるが、1人産んでウエスト5センチ増が当たり前の中、彼女の腰回りは全く変化ナシ。
元シャネルのミューズで「生きたバービー人形」と称されたクラウディア・シファー(39)は、アルベルタ・フェレッティの香水の顔。「私たちのようなスーパーモデルはもう存在しない。収入的に近いのはジゼルぐらい」だって。当時、業界で最も評価の高かったクリスティー・ターリントン(40)は、コロンビア大の大学院で学ぶ傍ら、イブ・サンローラン09/10年秋冬モデルに。また、ケイト・モス(35)は、ビジネス・パートナーであるアルカディア・グループのオーナー、フィリップ・グリーンがサイモン・カウェルと提携したことで、「Xファクター」出演が決定している。
他にナオミやエルらも含め「減速しつつも、持続」。50代アラフィー・モデルの見通しだ。