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日経電子版Pro
Wed, 25 November 2020

ルイス・ハミルトン - Lewis Hamilton

F1ルーキーに浮き立つスポ界にわか色褪せるその他大勢

F1参戦して6戦目のカナダ・グランプリで見事初優勝を飾ったルイス・ハミルトン(22)。続く米国GPで再び優勝し、フランスGP、そして地元シルバーストーンで3位の成績を上げ、目下ドライバーズ・ポイント70でトップの座についている。

マナー良し、顔良しの超サラブレッド大型新人の登場に、F1界やファンだけでなく、ここずっとぱっとしたニュースのなかったスポーツ・メディアが諸手を挙げて大絶賛。ハミルトンにがっちり食らいついた(在英日本人としては、ケルティック・中村俊輔の活躍がトップ・ニュースだけど)。

中でも使われる頻度が高かった枕詞的フレーズは、①F1初の黒人ドライバー、②「F1界のタイガー・ウッズ」、③(ビルヌーブ以来)11年ぶりにデビュー戦を表彰台で飾る、④F1初のデビュー9戦連続で表彰台に上る、⑤F1史上4番目の若さで優勝、⑥「セナやシューマッハでさえ18戦目にしての初優勝だったのに」など伝説ドライバーとの比較。

それからもうひとつ、ハミルトンの父子鷹ぶりも忘れちゃいけない。5歳のルイス少年がラジコン・カーを器用に操るのを見てこれはと思った父が、息子とゴーカートで競い完敗。以降どのカー・レースでも負けなしのルイスは13歳でマクラーレンの候補生に。父は自身のITビジネスを畳み、息子のマネージャーに専念、現在に至る。かつてのウッズやテニスのウィリアムズ姉妹じゃないが、ほんとメディアは「黒人」「天才」「父による英才教育」の3点セットがお好きなようで。

同じ英国人でもスーパーアグリのデビッドソンとは天と地の扱いだなぁと感慨に耽るのは、よほどのひねくれ者か。

 
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スミス京子:1997年渡英。牡羊座、O型、火星霊合星、七赤金星、左利き。好きな英国人はジョー・ブランドとジョージ・アラガイア。整形するならファーン・コットンかケイト・モス。おいおい。

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