スピアーズで米辛勝
ちょっと前までセックス、ドラッグ&アルコールまみれのヘル・レイザー的生き方の象徴といえば、ロブ・ロウやロバート・ダウニーJr.といったハリウッド男優かロック・ミュージシャンの専売特許だったが、今やトレンドは女性セレブに移行した。
雑誌「OK!」の取材で、赤ちゃん言葉でインタビューに応え、自分でとんちんかんなメイクを施し、ドアを開けっ放しにしたまま用を足し、ペットの犬に貸衣装の上で糞をさせたブリトニー・スピアーズ。数枚だけで撮影を終了させ、ドレスとアクセサリーを持ち去ったというが、その数カ月前には、坊主頭で傘を振り上げ、パパラッチの車を襲撃。もはや昔の面影なぞ微塵もない。
一方、飲酒運転とコカイン所持の疑いで再逮捕されたリハビリ・リピーターのリンジー・ローハン。愛の狩人ぶりは相変わらずだが(ベッカムを狙っているという噂)、主演映画の評判はさっぱりで、女優生命危うしだ。
この2人に比べればおとなしめだが、飲酒運転で監獄入りしたパリス・ヒルトンとニコール・リッチーは、LAバッド・ガールズの先駆け的存在であるのは確か。パリスは事務所をクビになり、ニコールは妊娠中と、ハメを外してもいられないのが現状だが
英国代表は、格下男→コカイン吸引写真→リハビリ→復活→痴話喧嘩→別れときて、目下大幅な値崩れをおこしているケイト・モス。いい加減飽きたところで、ドラッグ&アルコール漬け三日三晩で倒れた歌姫エイミー・ワインハウスが登場。後続にガールズアラウドの金髪セーラやリリー・アレン、ケリー・カトーナらも控え、英米とも甲乙つけがたいが、女ヘル・レイザーはスピアーズの米に軍配か。