気がつけばもう師走。今年も英セレブ・ランドに悲喜こもごもあったが、ここは本コラムらしく、「2007年度セレブ残念賞」といこう。
まずは、1点差で年間総合優勝の座を逃したF1ドライバー、ルイス・ハミルトンに大賞を。新人にして連続9回表彰台、優勝4回と記録続きだったが、所属チーム、マクラーレンのスパイ疑惑や日本GPでの走行妨害疑惑、チームメイト、アロンソとの確執などが取り沙汰された茨の1年でもあった。
銀はラグビーW杯のイングランド代表。ジョニー・ウィルキンソン復帰で予想外の健闘ぶりを見せ、あれよあれよと決勝戦。連続優勝の期待が高まるなか、1次リーグを0-36で完敗した南アフリカの厚~い壁にぶつかり結果は6-15。監督の「明日、再戦すれば勝てる」の言葉は負け惜しみの極だった。
銅はこの人、5年総額300億円といわれる契約金でLAギャラクシーに移籍したベッカムに。妻ビクトリアのスパイス・ガールズ再結成を尻目に、7月は左足首、8月は右膝負傷で、ピッチに出られたのは数えるほど。9月に父が心臓発作で危篤状態に陥り、まさに悪運3連月。集客力向上、グッズの売り上げ7倍と客寄せパンダの役割は果たせた模様だ。
同じく銅に欧州選手権予選でまさかの敗退を喫したサッカー、イングランド代表。10月のロシア戦に逆転負けしたのが致命傷だった。
以下は芸能界部門から。ダニー・ミノーグに完全に喰われた「Xファクター」のシャロン・オズボーン、クスリで米進出が遅れたエイミー・ワインハウス、ケイトにフラれてデブ化したピート・ドハティー、テイク・ザットに戻るに戻れぬ影薄いロビー・ウィリアムズに残念賞を。候補になるだけまだましだ。