キャリア組増加
年末、「ブリトニー・スピアーズの妹ジェイミー・リン妊娠」のニュースが世界中を駆けめぐった。えっ、たったそれだけで?とも思うが、セレブ懐妊は冠婚葬祭と並ぶ、いやそれ以上に売れる情報。しかも16歳ときているから、世間も黙っちゃいない。「10代妊娠の悪い見本」「彼女の子供向け番組を放映中止にしろ」と、目下、祝福ムードからはほど遠い模様。姉が姉だけに拍車がかかっている。
ジェイミーですっかりかすんでしまったが、同じ日に歌手リリー・アレンの妊娠も報じられた。相手はケミカル・ブラザーズのエド・シモンズで、歳の差15。両親離婚にドラッグ、鬱、ユーチューブでのプチ自己顕示、セレブ批判と、中産階級の不良娘を演じてきたリリーも22歳。ジェームス・ブラントを世に出したマネージャーと組み、脱皮を図ろうとした矢先のおめでただったが、不運にも流産した。
昨年のセレブ初懐妊を調べると、若年層では他にシャーロット・チャーチ(21・妊娠時の年齢/以下同)、ぎりぎりでニコール・リッチー(25)とクリスティーナ・アギレラ(26)がいるが、残りは30代以降。列挙すると、スパイス・ガールズのエマ・バートン(30)、女優ミラ・ジョボビッチ(34)、サシャ・バロン・コーエンと結婚した豪人女優アイラ・フィッシャー(31)、同郷のトニ・コレット(34)と「リング」のナオミ・ワッツ(39)、モデルのエバ・ヘルツィゴバ(34)、お腹が膨らんでも否定し続けたジェニファー・ロペス(37)、仏ピノー家の御曹司と婚約したサルマ・ハエック(40)、ハル・ベリー(41)。近々ではニコール・キッドマン(40)がいる。
出産年齢の二極化が進むが増加のキャリア組を前に、志し半ばのヤンママ不利の状況だ。