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Sat, 23 November 2024

ジェレミー・パックスマン - Jeremy Paxman

政治家が戦々恐々する
M&Sパンツ愛用の男

しつこさにかけては天下一品、かつて内務相マイケル・ハワードに12回同じ質問を繰り返したという逸話を持つジェレミー・パックスマン(57)。「セレブリティー・ビッグ・ブラザー」にも出た元リスペクト党ジョージ・ギャロウェイの2005年当選インタビューでは、「数少ない黒人女性議員(労働党のウーナ・キング)を国会から追い出して誇りに思うか」とリピート。視聴者から、「無礼、やり過ぎ」と抗議の電話が殺到した。

恐らく英国で一番敵に回したくない、このコワモテのジャーナリストが、「マークスの白からグレーに変色した穴だらけのパンツを愛用」しているとバラされた。ネタ元は、クリスマスの2週間前に解雇されたルーマニア出身の家政婦。ロンドン、オックスフォードに3軒の家を所有し、BBC2の「ニューズナイト」と「ユニバーシティ・チャレンジ」の司会だけで年収2億2000万円を稼ぐパックスマンが彼女に払った給料は、住み込み(車庫の上)を理由に時給5ポンド。英国の最低賃金5.52ポンドを下回る。しかも契約書、有給ナシだ。ある年のクリスマス・プレゼントは、50ペンスのプリマークのスリッパと、マーマレードの小瓶、ナッツだったとか。他にも、いかに彼が扱いにくい主人だったかのエピソードがざっくざく。とんだ恥部を晒されてしまった。

ジャーナリストの性(さが)か、小ネタが続くとつまらなさそうで、米同時多発テロやイラク戦争、政変といった大ネタになると、赤ら顔がますます紅潮し、目が爛々とするパックスマン。普通の人の1.5倍は長いモアイ像顔が、日毎伸びているようで心配だが、政治家のフンドシを締めるのには、彼らを煤(すす)まみれにするくらい煙たい存在であるのがちょうどいい。

 

スミス京子:1997年渡英。牡羊座、O型、火星霊合星、七赤金星、左利き。好きな英国人はジョー・ブランドとジョージ・アラガイア。整形するならファーン・コットンかケイト・モス。おいおい。

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