ギネスに載ったマル金モデル
先月、サルコジ仏大統領夫人カーラ・ブルーニのヌード写真がニューヨーク・クリスティーズで落札され話題になったが、同じく、ケイト・モスとジゼル・ブンチェン(27歳)のヌード写真も競売にかけられていた。
ケイトは横座りした後ろ姿、ジゼルは膝上からの立ちポーズで、横向きくの字。どちらも美しいモノクロ写真だが、スタイルの良さ、セックス・アピールからいって後者に軍配が上がる。その差は、そのままマネー換算できるようで、昨年の年収が10億円、モデル部門で2位のケイトに対し、ジゼルの年収は3.5倍の35億円と断トツの首位。エンターテインメント部門の女性番付では総資産170億円で16位、ギネスブック世界記録に「最もリッチなモデル」として登録された。6年先輩のケイトは総資産100億円で、ここでも完敗だ。
とにかくあの驚異的なナイスバディ(ボじゃなく、バの発音で)によって、服に靴、下着、宝飾、毛皮(動物愛護団体PETAにショーの邪魔をされたいわくつき)、雑誌、携帯電話、果てはクレジットカード、アップルコンピューターまで各業界大手の売上アップに貢献してきたジゼル。おそらく今、サッカー選手と並んで、最も有名なブラジル人だろう。
両親、5人姉妹と共に南部の小さな村で育ったドイツ系6世で、モデル・デビューは14歳。97年に英デザイナー、アレキサンダー・マックイーンのショーでブレイクし、その2年後には雑誌「ヴォーグ」の「モデル・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。元カレ、ディカプリオの人気失速を尻目に、これまでほぼ直角の上昇気流。最近、ギャラをドルから強いユーロ建てにと要求したらしいが、これ以上稼いでどうする。ポーズだけで35億、十分過ぎる。