モダン・ブリッツ的私生活
シエナ・ミラーと付き合っていなかったら、おそらくいまだに映画のチョイ役で終わっていただろうウェールズ人俳優リス・エバンス(39)。元彼ジュード・ロウのお陰で名を上げたシエナが、5年経って、今度は男を有名人にした。ただし前回同様、婚約で相手の気が緩んだ途端、彼女が振ってジ・エンド。13歳年下の格上女優に捨てられたリスは、相当ショックだったらしく、パブで飲んだくれているところを何度かパパラッチされている。
思えばかなり不釣り合いな2人だった。ジュード&シエナのような美男美女ではなし、かといって美女と野獣にも徹し切れていない、美女と時代遅れのロッカーもどきの組み合わせ。やたら背は高いが、ダチョウの頭みたいにへなへなの中途半端な長髪に、酒のせいか加速度的にフケている間延びした顔。既にくたびれ切っていて、シエナじゃなくても、「2人の未来図」に待ったをかけたくなる。
しかし、サディ・フロストやダビニア・テイラー、ケイト・モスらプリヒル族からは(ケイトは引っ越したが)、かわいがられている様子。映画「ノッティング・ヒルの恋人」のスパイク役を地でいくようなあの「scruffy」なルックスも含めて、特定の人にとっては魅力的に映るのだろう。ゴールデン・レトリーバー系大型犬の持つ安心感みたいなものといえばいいだろうか。
今年3月に行われた慈善コンサートのステージで、「なんで幼児愛者がそんなに多いかって? そりゃ、子供たちがファッキン・セクシーだからさ」と笑えないジョークを飛ばし、ひんしゅくを買ったリス。フラれるわ、失言するわ、ちょいダラしないわな不甲斐ない英国男としての磁力はあるのかも。多分。