イザナギノミコトまで
先月12日、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットに双子が誕生。男の子と女の子で、名前はノックス・レオンとビビアン・マーシュリー。ビビアン以外は双方の祖父母や、母親の名前から取った案外、普通の名前だ。
一方、先月生まれたニコール・キッドマンの女児の名前は、サンデー・ローズ。「日曜日の薔薇」ちゃんだ(月曜生まれだけどさ)。これに影響されて、マンデー・リリー、チューズデー・チューリップとかって、生まれた曜日を命名する親が増えませんように。偶然か、前夫トム・クルーズとケイティ・ホームズの娘の名前スリは、ペルシャ語で「赤い薔薇」の意。タブロイド紙からは日本語だと「ピックポケット」だって書かれていたな。
ブーイングにあった命名といえば、グウィネス・パルトローとクリス・マーティンが付けたアップルにモーゼス。仏式で蓮に仏、神式だと榊(さかき)にイザナギノミコト、か。センスを疑われて当然だ。また、ブルーベル(ジェリ・ハリウェル)、セージ(トニ・コレット)、バイオレット(ベン・アフレック)、ウィロー(ウィル・スミス)と、女の子に草花の名を付けるセレブは多い。新鮮なイメージがあるからだろうが、この先、男の子にもパセリやオーバージーンって植物の名前を付け出すかも。
ジョーダン& ピーター・アンドレ念願の女の子はプリンセス。どっかの国の王子と結婚したら、プリンセス・プリンセス。懐メロだ。
ケイト・ブランシェットの息子3人の名は、上からダシール(ハードボイルド作家より)、ローマン、イグナシウス。ベッカム3兄弟のブルックリン、ロミオ、クルスの名が霞(かす)むくらいに、コスモポリターンかつ仰々しい。名前負けしなきゃいいが。