ボインよりFワード連発
テレビ番組VTRを保管するFremantle-Media社が、過去40年間で最もリクエストの多かった名場面トップ10を発表した。まずは2位で、「ベイウォッチ」のパメラ・アンダーソンが浜辺を走るシーン。以後、「偽巨乳でもいい、キレイな方が」路線がトレンドに。
3位「ブリテンズ・ゴッド・タレント」のポール・ポッツ、5位「Xファクター」のレオナ・ルイス、そして6位「ポップ・アイドル」のウィル・ヤングと、サイモン・カウウェルのオーディション番組から優勝者3人のクリップがチャートイン。ちなみに携帯電話の売り子からオペラ歌手になったポッツのドキュメンタリーが、6月に日本で放映されている
ドラマからは4、7位の2選。「スウィーニー」のジャック刑事(ジョン・ソウ)が、「Shut it」「You're nicked」と放つ決めゼリフと、「ネイバーズ」のシャーリーン(カイリー・ミノーグ) &スコット(ジェイソン・ドノバン)の結婚式シーン。前者は黄門様の印籠か金さんの桜吹雪、後者は「カンチ、ばいばい」の「東京ラブストーリー」、又は、「ボクは死にましぇん」の「101回目のプロポーズ」に相当か。
8~10位はベニー・ヒル、トミー・クーパー、ケニー・エベレットら鬼籍入り芸人のお約束ネタ。いたずらして女たちに追っかけまわされるベニーは、スラップスティックの古典だ。
そして堂々の1位は、1976年に行われたセックス・ピストルズのFワード連発インタビュー。夏フェス楽屋での差別的発言、パブでの「ブラディー・アラブズ」大合唱と、相も変わらず物議を醸しているフロントマンのジョン・ライドンだが、ボーイ・ジョージ、ロン・ウッドら、最近、壊れかけのオヤジ・ミュージシャンが増えているのはなぜ。