ケバブ好き泣かない男たち
デイブ・ベズレー著による「The Retrosexual Manual: How To Be a Real Man」によれば、ファッションにこだわる都会的イケメンを「メトロセクシャル」、彼らが跋扈(ばっこ)する今の時流に逆らって生息する旧人類な男たちを「レトロセクシャル」と呼ぶそうだ。
詳しく言うと、デートでは必ず支払いをもち、少々の故障や天災にはビクともせず、ケバブが好物で、人前では泣かず、独りで泣くときも、愛犬の死かチーム(もちろんサッカー)が大会準決勝で負けたときだけ。医者嫌いなのに風邪を引いたら吹聴しまくり、身体の傷一つにつき最低5分はストーリーがある。パブでは常に立ち、席はカップルと「ガーディアン」紙読者のためにあると思っている。
で、このレトロセクシャルを代表するヒーローというのが以下の8人。①イングランド・サッカー界の名将、故ブライアン・クラフ。アルコール依存症だったのでも有名。②パブリック・スクール出には全く見えない「トップ・ギア」のジェレミー・クラークソン(48)。韓国車ヒュンダイXGを「昼食でスパニエル犬でも食べたみたいだ」と批評するなど失言多々。③タカ派で有名だった西部劇スター、ジョン・ウェイン。④マンチェスター・ムーブメントの一翼、ハッピー・マンデーズのショーン・ライダー(46)。⑤テニス界の横山やすし、ジョン・マッケンロー(49)。⑥長髪もあり、ロッド・スチュワート(58)。⑦タフガイ俳優レイ・ウィンストーン(51)。番組「クライムウォッチUK」のモンタージュ写真で銃売買の関与がバレ、禁固3日に。⑧ドラマ「スウィーニー」のジャック・リーガン刑事(ジョン・ソウ)。成る程。
該当者は、メトロに転じた方が身の為です。