離婚成金のパッツィ・K
目下、二十歳(はたち)のロシア娘エカテリーナとハムステッドで同棲中の還暦プラス1ギタリスト、ロン・ウッド。離婚に際しては、ビジネス・パートナーとしても辣腕を振るう糟糠の26年妻ジョーに対し、ロック史上最高額100億円の財産分与もあり得るとか。
慰謝料の先輩といえば、1999年に離婚した同じくローリング・ストーンズのミック・ジャガー。元妻ジェリー・ホールに現金14億円、養育費毎年2000万円、リッチモンドの邸宅12億円相当を取られている。また離婚原因となった愛人との手切れ金に5億円、最初の妻ビアンカには3億円を払っており、なんだかんだで40億円。ま、資産500億円のミック、たかがしれている。一方、元ストーンズのビル・ワイマンは、現金&不動産1億2000万円相当分で若妻マンディとの離婚が成立。17年前とはいえ安上がりだ。
離婚訴訟がもつれにもつれたポール・マッカートニーとヘザー・ミルズ。243億円請求に対し、30億円オファーの真っ向対決に、裁判所は48億円支払い命令というポール寄りの判決を下した。それでも笑いが止まらないのはヘザーの方だろう。もう一人の離婚成金が、BBCドラマ「ホルビー・シティ」に出演中のパッツィ・ケンジット。ビッグ・オーディオ・ダイナマイトのダン・ドノヴァン、シンプル・マインズのジム・カー、そしてオアシスのリアム・ギャラガーと、ミュージシャン夫3人から受け取った慰謝料の総額は36億円。ちょっとした投資家より儲けている。
また、リアムの兄ノエルはメグ・マシューとの結婚生活3年で、リージェンツ・パークの邸宅2億4000万円相当を含む8億円の慰謝料をブン取られた。こりゃ略奪に近い。