大卒賃金凌ぐ子
日本じゃ景気が悪いとお笑いが流行ると言われるが、未曾有の不景気が襲う米国では、見て即、「か~わいい~」と幸福感に浸れるセレブのガキ、いやトドラーの需要が高いそうな。
経済誌「フォーブス」による5歳以下のAリスト・トドラーを対象にした人気調査で(雑誌、ウェブサイトの登場回数を比較)、めでたくトップに輝いたのは、トム・クルーズとケイティ・ホームズの娘スリちゃん2歳。婚約時の奇行やサイエントロジー、映画会社との契約打ち切りとイメージダウンの続いた父ちゃんを救ったのは、他でもないタレ目ボブ・カットのキュートな幼な子だった。
以下、順位は次の通り(カッコ内はセレブ親の名前)。
2. シャイロ
3. ザハラ
4. パックス・ジョリー=ピット(以上アンジェリーナ・ジョ
リー& ブラッド・ピット)
5. サム・アレクシス・ウッズ(タイガー・ウッズ)
6. クルス・ベッカム(デービッド& ビクトリア・ベッカム)
7. マチルダ・ローズ・レジャー(故ヒース・レジャー)
8. デービッド・バンダ(マドンナ)
9. ショーン・プレストン・フェダーライン(ブリトニー・スピアーズ)
10. サム・シーン(チャーリー・シーン)
2位シャイロちゃんは、「ピープル」誌の表紙を飾った時のギャラが4億円。大卒サラリーマンの生涯賃金3億円弱を、生後数週間でアッサリ越えた。因みに、昨夏生まれた双子の弟妹は、表紙14億円。全額寄付とはいえ、まともじゃない。上位6位までは、幸福家族の象徴としてのトドラー人気といえるが(一応ベッカム家も入)、7位以降は、婚約解消の数カ月後に薬物過剰摂取で亡くなったヒース・レジャーを始め、すべて両親離婚のパターン。
どう転んでも、セレブ親に振り回される運命、「かわいい」で済むのは今のうちだけ。