どうする江頭2:50
先月4日に執り行われたジェイド・グッディの葬儀には、全国から数千人のファンが参列。その模様がBBCのヘッドラインで放映されていた。日本のマスコミも、「英国の有名タレントが余命数カ月で花嫁に」と、ジャック・ツイードとの挙式を報道。とにかく、がん宣告から結婚、死、葬式までの8カ月間にわたるローラーコースター人生が連日取り上げられ、挙げ句、亡くなる数日前に「OK!」誌で追悼特集号が出される始末。
この一連の過熱報道に対し、引退した元人気司会者マイケル・パーキンソンが一喝。「ラジオ・タイムズ」誌に、「(ジェイドの)死が目くらましとなっているが、事実は無教養で無知、幼稚な彼女が、下卑た今の英国を体現していたというだけ」と寄稿。マスコミ関係者はじめ、我に返った人も多いのでは。
そして、このパーキンソン「下卑た英国」説を力強く後押ししているのが、夫ジャックの存在。複数の浮気とヒモ体質が原因で、一旦はジェイドにフラれるが、暴行事件で塀の中にいた間にヨリを戻す。しかし、仮釈放された今年1月、相手はすでに末期がん。慌てて翌月、スポンサーまかないの挙式をするも、新妻は母の日に息を引き取った。
目下、タクシー運転手への暴行で再び囚人の身となり泣きっ面に蜂だが、「ジェイドに便乗売り」してのタレント業で、35万ポンドの自宅フラットをポンと購入。出所後もにわか資産とジェイド・ネタで当分は食べていけるだろう。ま、まだ21歳、高下駄をなくしてからの先は長いけど。そんなことより奥目、面長、濃いヒゲ、エンピツ体型、おちょぼ口、不満顔……と、見れば見るほど江頭2:50に似ているのが気になって仕方ない。