趣味マウンテンバイクほか
酒やクスリに溺れたらりピー時代を乗り越え、真っ当な中毒、いや、趣味を見つけたセレブたち。米ハード・ロックの重鎮アリス・クーパーが「スクールズ・アウト」ならぬ「アルコール・アウト」できたのはゴルフのお陰。還暦過ぎても、ハンデ6の腕前で週6日コースを回るという精力ぶり。
13の時から始めた酒とヘロインが原因で、バンドを休止にまで追い込んだ米オルタナティブ・ロック・バンド、ブリーダーズのケリー・ディール。今では編み物にハマって、本まで出版。彼女デザインの古着を再利用したスカーフやハンドバッグは、ブランド「Wire &Twine」で大人気だ。一方、覚醒剤の一種、クリスタル・メスに取り憑かれたブラック・アイド・ピーズの紅一点、「出っ尻」ファーギーは催眠療法で薬物依存を克服。バッグ・ブランド「キプリング」と手を組み、デザイナー・デビューも果たした。
ウォッカを一日1ガロン、約4リットル常飲していたガンズ・アンド・ローゼズの元ベース、ダフ・マッケイガン。レントゲンで破裂寸前の膵臓を見て改心、15年前からマウンテンバイクを始め、健康を取り戻したとか。最近では「プレイボーイ」誌ウェブの金融コラムなどで文才も発揮している。同じくハード・ロック・バンド、モトリー・クルーのリーダー兼ベースのニッキー・シックスは、クスリで死にかけたクチ。アドレナリン注射で蘇生し、2001年以降は全くのクリーン。「ロック界の反逆児」という異名を持つ彼の趣味は、玄人はだしの写真だ。
他にもヘロイン→クリケットのヒュー・コーンウェル、酒→ビンテージ・バイク蒐集のグレアム・コクソン(ブラーのギター)、酒→紅茶とソーセージ・サンドで休憩のロバート・ワイアットら多々。だからのりピー、大丈夫!