ゲイ疑惑の真相は……
老いた郷ひろみ≒クリフ・リチャード(69)。ボトックス経験済みとはいえ、年相応に深い皺が刻まれているテニス焼けした顔。だが、イノセントな輝きを放つ瞳、画鋲(がびょう)で留めたようなニカッとしたアイドル笑いに、メタボ・ゼロ体型、ピッとした姿勢……。「サマー・ホリデイ」「コングラッチュレーションズ」など、これまでシングル14曲を1位に、70曲を上位10位以内に送り込んだ、さすがは英芸能界の重鎮サー・クリフだけあって、メインテナンスが行き届いている。
シーラ・ブラックやオリビア・ニュートン・ジョン、「Xファクター」ルイ・ウォルシュ、「ストリクトリー・カム・ダンシング」ブルース・フォーサイスらと親交を持ち、保守党びいきなのに、首相就任中のトニー・ブレアとその家族を「ホスピタリティ」でバルバドスの豪邸に招待したセレブ好きのセレブ。ボーン・アゲイン(新生)・クリスチャンを公言し、キリストを抜いて「最も有名なクリスチャン」に選ばれたこともある。
番組「ウェン・ピアース・メット」に登場した際、元「ミラー」紙編集長ピーアス・モーガンの突っ込みにもユーモア交えた余裕の受け答えをしていた彼だったが、「ゲイの噂が絶えませんが」の問いに一転、ニカッのペルソナが剥がれ、みるみるうちに不快感も露わな老人顔に。「そういう愚問には答えない」とかわすも、「じゃあ違うんですね」と食い下がられ、「肯定も否定もしない」。シロなら、即座に「ノー」と言えたはずで、ゲイ・マリッジに賛成し、元宣教師の「友人」男性と同居していることを鑑みると、噂は本当とみるのが妥当だろう。
ゲイか否か。芸歴50年の彼でさえ、異性ファンあってのポップ・スターにセクシャリティの問題は大きくのしかかるようだ。