キレイ好きジャングル女王
予想通り、今回の芸能人ジャングル生き残り番組「アイム・ア・セレブリティ〜」は、公共の敵ジョーダンをスケープゴートにしたイジメが焦点だった。当然、彼女が視聴者投票による7回目のトライアルを前に棄権し番組を去った後は、視聴率も激減。だが、そんななか、ひとり大健闘したZセレブがいた。番組「ハウ・クリーン・イズ・ユア・ハウス?」の掃除エキスパート、キム・ウッドバーン(67)だ。
ホンモノの巨乳の脂肪たっぷりのビキニ姿で滝シャワーを浴び、カンガルーの肛門を食べ、ジョーダンに向かって、「あなたは自己宣伝が生きがい。世間に自分の生き死にまで晒すのよ。よくやってるわ」とグサリ。否定されるや、「ちょっと! 毎晩1000万人以上があなたを観て、翌日、新聞にデカデカと載るってこと、しっかり分かってるんでしょ。ナンセンスは止めてちょうだい」とトドメのひと刺し。単なるお掃除おばさんじゃ済まない、この押し出しの強さは一体何? ある意味、ジョーダン以上に強烈な存在感を残した。
「父親そっくりのオマエが憎い」と言う母親から愛された記憶がなく、16歳で家を出て以来、母親が死ぬまでの42年間、顔を合わせたのは1度きり。19歳の時にひとり、自宅で男児を死産したキムは、誰にも知らせず、毛布にくるんだ我が子を近くの公園に埋めたという。壮絶すぎる。最初のDV夫の後に出会った現在の夫と30年、仲良く連れ添っているが、子供を作らなかったのは、その時のトラウマが原因とか。
女優を目指していた若かりし頃は、芸名に付けた女優キム・ノバクにソックリの超美形。だが、歳月と共に肥え太ったあの大柄な身体の中に、今はたっぷり魑魅魍魎(ちみもうりょう)が詰まっているんじゃなかろうか。そう深読みしてしまう迫力だ。