ロンドン生まれの吸血鬼(ヴァンパイア)
映画「トワイライト」シリーズで、吸血鬼エドワードを演じているロバート・パティンソン(23)が、熱い。原作となったティーン向け小説を書いたステファニー・メイヤーは、同じ子持ちの女性作家ということで、「ハリー・ポッター」のJ・K・ローリングと比較され、人気を追い抜くかと言われているが、パティンソン自身、シリーズ第一作「トワイライト~初恋~」でブレイクする前は、2作の「ハリポタ」でハリーの恋敵ディゴリー役を務めており、鞍変えのタイミングはばっちり。
ここ数年、10代に根強く流行している、青白い顔に黒髪、黒のアイライン、黒服の黒づくしファッションでキメているニュー・ゴス(ゴシック)、イーモ(エモーショナルの略で、自分のことをクールと思っている若手ゴシック)。ケイティ・プライスことジョーダンの場合、何を血迷ってか日焼け顔にゴスっているが……。とにかく、この風潮に相互作用しているのがヴァンパイア・ブームで、「吸血鬼がパティンソン」ということも大きなポイントだ。
映画「ハイ・スクール・ミュージカル」のザック・エフロン(22・公称175センチ)や、大麻吸引疑惑の「ハリポタ」ダニエル・ラドクリフ(20・168センチ)たち、背丈も含めて伸び悩み状態にみえる若手2人に比べ、ゾクッとくる「いけない?光線」を持った身長185センチのイケメン俳優。セクシーと言われるあの目が見ようによってはエレファント・カシマシの宮本浩次似なのと、ゲジゲジすぎる眉がちょっと気になるが、ファンからいきなり、わざと引っ掻いて血を出した首を突きつけられ、「吸って」と言われたという吸血鬼顔には違いない。多分。
さっさと共演者(クリステン・スチュワート)の恋人と別れなきゃ、人気が冷めちゃうよ。