清教徒国には成立せず
節をつけてどうぞ。♪1人、2人、3人の愛人、4人、5人、6人の愛人、7人、8人、9人の愛人、10人の愛人がいた〜♪。自動車事故、後に続く不倫報道、義母の救急車搬送と昨年、年の瀬USAを大騒ぎさせた男子プロ・ゴルフのタイガー・ウッズ選手(33)。10人目が名乗りを上げたのとほぼ同時期に、やっとこさ、自身のブログで不貞を認め、「良き夫、良き父、良き人となることに集中したい」と、無期限のツアー欠場を宣言した。
嗚呼、やっぱり米国は、清教徒の国。両手じゃ足りない相手のほとんどが、カクテル・ウェートレス、ホステス、ポルノ女優と水商売かアダルト業界のその道のプロで占められ、「精力絶倫のウッズ」が、「後腐れのない」、好みの「白人女性」を、手当たり次第「愛人」にしたということが、恥ずかしいほど丸分かり。人として秘しておきたい性の嗜好が公にされ、しかもその内容が、あまりに肉々した快楽主義的だったから、これまでの「優等生ウッズ」像は土砂崩れ。その反動で、メディアを通して、「ピューリタン」米国民に磔にされてしまった。「無類の女好きゴルフの天才」じゃダメなのか。
せっかく、今季ひざのケガから復活し、9度目の米国男子ツアー賞金王となったウッズなのに、これで、スポンサー全12社からの報酬年1億ドルが水の泡になるかもしれない。既に、清涼飲料メーカーの米ペプシコ社ブランド、ゲータレードで展開していた「タイガー・フォーカス」の販売打ち切りが決まり、カミソリのトップ・ブランド、ジレットを始め、全米主要テレビから彼のCMがすべて消えている。
いつか芝に戻って来るだろうが、「絶倫ウッズ」のそしりは一生消えない。厳しい寅年の幕開けだ。