クリスマス・正月のカリブ海
今でもそうなのか。日本の芸能人が向かう正月旅行といえば、ハワイというのは。浮き沈みの激しいこの世界でたっぷり溜まった1年の汚れを落とし、疲れを癒すには、確かに、太陽が燦々と照りつける暖かいリゾート地が一番。どんより暗い冬の英国だと尚更で、カリブ海諸島がここ数年、セレブたちの間でトレンドだ。
負けず嫌いな性分なのか、いち早く英連邦バルバドス島へ向かったのは、「Xファクター」のボス、サイモン・カウェル。この地で5度目のクリスマス&新年を迎えた彼は、今回、22億円の新築別荘でホリデーを満喫するはずだったが、建設が遅れて来年まで持ち越しに。代わりに賃貸1億円の豪華ヨットをカリブ海に浮かべ、数カ月にわたる長期休暇を過ごしている。他にも、彼と共同経営に乗り出す「トップショップ」のオーナー、フィリップ・グリーンや、「X〜」出身の歌手アレクサンダー・バーク、シュガーベイブスの3人、BBCのサッカー解説者ギャリー・リネカーと新妻の下着モデル、ダニエラ・バックス、そして、ヨリを戻した腐れ縁俳優カップル、ジュード・ロウとシエナ・ミラーらがこの地を選んでいる。
また、「ブリテンズ・ゴット・タレント」のアマンダ・ホールデンはアンティグア、歌手のシニータはグレナダの英連邦王国へ、いずれも子連れで滞在。カウェル勢の進出は目覚ましい。
一方、仏領セント・バーツ島に80億円別荘を持つサッカー、チェルシー・オーナーのロマン・アブラモヴィッチ(石油王だけあって、姓に「油」)。大晦日にオーランド・ブルームやリンジー・ローハン、ビヨンセらハリウッド・セレブを招待し、盛大なパーティーを開いたという。
年末年始のカリブ海は、カウェル、アブラモの二派に占拠されている模様だ。