ハワイのジェームズ・ディーン
「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー」「グレネイド」の2曲が、昨年、最もデジタル・ダウンロードされたシングル曲の1位(ダウンロード数1250万回)と2位(1020万)を占めたシンガー・ソングライター、ブルーノ・マーズ(26)。DJ / ラッパー・ユニット、LMFAOの「パーティー・ロック・アンセム」(970万)や、「年下ヒモ男と熱愛」でますます肌艶ジェニファー・ロペスの「オン・ザ・フロアー」(840万)、アデルの「ローリング・イン・ザ・ディープ」(820万)、ガガ様の「ボーン・ディス・ウェイ」(同数)と、どれもこれも死ぬほど耳にした曲を抜いての快挙だ。
父はプエルトルコ系、母はフィリピン人で自身はハワイのホノルル出身。ハワイといえば、オアフ島出身の小錦やアグネス・ラムのみならず。ブルーノと同じホノルル生まれに、オバマ米大統領や女優ベッド・ミドラー、てっきり豪州出身と思っていた女優ニコール・キッドマンなどがいる(キッドマンは4歳で両親の故郷であるかの地に移住)。
背は低いが、オリーブ色の肌とシャープな顎、それにあの目力でルックス合格。切なく歌わせたら、目下、男性歌手でピカ一、しかもドゥーワップ系の曲なんかでのリズム感、切れのいいダンス。これぞ、ザッツ・エンターテインメントなプロの技で唸らせるブルーノ。デビュー直後の2010年、ラスベガスでコカインを所持していたとして現行犯逮捕され、罰金及び230時間の社会奉仕、薬物セミナー受講を言い渡されたが、それも無事完了し、今年始めに不起訴処分。これで世界ツアーもバンバン行ける。「ハワイのジェームズ・ディーン」と呼べそうな最近のリーゼント姿に、女性ファンは小森のおばちゃま化!?(ついてこれますか)。