デビュー2年の米版ギャル
既に業界一ディーバ
メジャー・デビューしてたった2年足らずの飛ぶ鳥落とす米女性ラッパー、ニッキー・ミナージュ(29)が、業界一のディーバと称されるベテラン歌手ジェニファー・ロペスを脅かすほどのわがままぶりを見せているらしい。なにしろ楽屋としても利用するツアー・バスのリクエストがハンパじゃない。12ピース入りスパイシー・フライドチキン(モモ抜き、手羽多く)のバケット3セット、カリカリに焼いた七面鳥のベーコン、チーズ盛り合わせほか食べ物15品に、レモンと砂糖、ハチミツ添えのカフェイン抜きリプトンのホット・ティーほか飲み物7種、加えてピンクか白のバラ24本、焼き菓子の香りキャンドル3本、クール・ミントの湿度調整器、小型暖房器2台、コンタクトレンズ溶剤とケースなど備品類7点。開いた口が塞がらない。
所属レコード、ユニバーサルの日本版ホームページでは、「ピンク・ポップ・モンスター、誕生。」と銘打たれ、「誰もが欲しがるこのカリスマ性。注目度はまさに "GAGA級"。」と紹介されているインド系とアフリカ系のハーフである彼女。ファースト・アルバム「ピンク・フライデー」を全米1位に送り込んで以来、派手なステージやファッション、言動で話題を振りまき、マライア・キャリーやカニエ・ウェスト、ウィル・アイ・アム、最近ではマドンナといったビッグネームと共演を果たしている。
金、銀、白、黒、青、緑、桃 (ピンク)、橙 (オレンジ)に金桃紫青の4色グラデ。コレ全部、彼女のヘア・カラー変化 (へんげ)。明らかに加速度が増す奇抜なファッションとギャル系盛りメイク、コミカルな表情と丸顔の顔立ちは、今は定住するところがあるらしい「元ホームレス」漫画家、浜田ブリトニーの模倣版。なるほど日本のギャルを意識したと思われるが、「極め度」からいって、まだまだ本家に及ばない!?