チップなし「ローマの休日」で占うフェイスブック新婚カップル
先月14日月曜日に、インターネット交流サイト最大手「フェイスブック」の生みの親であり、現在、最高経営責任者を務めるマーク・ザッカーバーグが、28歳の誕生日を迎えた。同日、彼がハーバード大在学時代から交際していた中国系米国人の恋人プリシラ・チャン(27)が、カリフォルニア大学サンフランシスコ校で医学の学位を取得。同じ週の18日金曜日、フェイスブックの株が一部上場した。そして翌日、2人は結婚する。盆暮れ正月いっぺんにきたような一週間だ。
そんでもって米ニューヨーク市場でフェイスブック株が大幅続落するという「上場ドタバタ騒動」が新聞の経済面を賑わせるさなか、ヨーロッパ・ハネムーンでまずはイタリアへと旅立った新婚カップル。ケチケチ「ローマの休日」が、ちょっとした話のネタになっている。食の都にいながら、ほとんど食事は安カフェやマクドナルドで済ませ、1、2回寄ったレストランでもチップを置かずに去っていったらしい。2人の服装もTシャツにジーパンのどう見ても大学院生カップルにしか見えないカジュアルさ。とはいえ移動は高級仕様の専用ヘリと、そこが大学院生とは大きく違うが。
ザッカーバーグが前の彼女にフラれたはらいせに女の子の顔を格付けするサイト「フェイスマッシュ」を立ち上げ、それが今日のフェイスブック考案につながったのは有名な話。元カノが今ごろ、「世界富豪番付40位」をフッたのを後悔しているか定かではないが、「玉の輿」プリシラは今年後半から小児科医として働く予定であるとか。自然食関連会社を経営する、故スティーブ・ジョブスの妻ローリーン、DNA解析専門バイオテクノロジー会社を経営する、グーグル共同創業者セルゲイ・ブリンの妻アンらと同様、シリコンバレーのIT富豪「お飾り」妻になるつもりはさらさらないらしい。堅実カップルの今後やいかに。